先日彼女の実家に行ってきた。

彼女との最後のデートで通った道を

なんとか泣かずに通ることができた。

 

自分で自分を褒めようと思う。

 

彼女の実家で過ごした夜は

会いたいという気持ちと

恋しくて恋しくて

好きだという気持ちが溢れて

涙が止まらなかった。

 

でも私は声を出さず静かに泣く天才だと思う。

だから隣に寝てた彼女のお姉ちゃんには

絶対に気づかれてない自信がある。

  

彼女の家族は私をいつも暖かく迎えてくれて

本当に優しさに涙が出る

泣かないように必死になると

うまく感情を伝えられずに

なんだか薄情なやつになっている気がする

大丈夫かな

 

彼女の家族はほんとにいい人達で

ああここに嫁げたらなぁなんて

夢のようなことを何度も考える

彼女はきっと夢にも思わなかっただろうけど

私は彼女と結婚したい、とまで考えていた

そんなことを言ったらきっと

重いなんて思われそうだから

彼女には言えなかったけどね

 

子供だって作れないけど

彼女の遺伝子が入った子供欲しかったなぁ

精子バンクで作れないかななんて

よく考えたもんだ

 

同性愛と聞くと何か特別な、異質なもののように考える人もいるだろうけど

人が人を好きになるって単純だ

好きだから結婚して

ずっと一緒にいたい

好きな人の子供が欲しい

これって同性でも異性でも変わらないと思う

 

好きになった人が

たまたま同性だっただけ

私の場合はそうだ

彼女が女でも男でもそれ以外でも

きっと好きになった

 

私の中の乙女脳が騒ぎ出す

彼女は絶対に運命の人だって

付き合い始めて

こんなに素敵な人は

私には勿体無さ過ぎるって

たくさん思った

それから幸せ過ぎて怖いと思ったことが

たくさんあった

あまりに彼女が私にとって完璧過ぎて

何か裏があるんじゃないかと疑った程だ

まぁ結局神様は意地悪で

そんな完璧な幸せは長くは続かず

1年も味あわせてもらえなかった

こんな幸せは長くは続かないかもしれないと

そういう勘は当たってしまった

嫌な予感て当たってしまうんだな

 

彼女の家族に囲まれて

ここに彼女がいたらどんなに幸せだっただろうと考える

叶わなかった夢を

私はまだまだ諦められない