また、

 

昨日の夜泣き疲れて

寝たあと

彼女の夢をみた。

また、彼女が危篤を乗り越えて、

まだ治療中、という設定だった。

しかも一時退院していて

私は彼女に会えた。

 

嬉しかった、

夢の中、では。

嬉しかったけど、

彼女の病状がすごく不安でもあった。

 

彼女が闘病中という設定の夢ばかり見る。

でも夢の中でも不安はいつも消えない。

 

でも良かった、まだ生きてた

という気持ちは大きい。

 

朝目が覚めると

現実に引き戻されて

それと同時に絶望が襲って来る。

 

この絶望感はもううんざりなのに

こんな夢ばかり見る。

私の願望が夢に出てるんだろうけど

ほんとに嫌だ。

せめて夢では彼女と普通に会いたい。

私の願望じゃなくて、

今あちらの世界に行った彼女と会いたい。

 

 よく生死の境を彷徨って

こちらに帰って来る人がいるけれど

あの人たちとの違いはなんだろう

なんで私の彼女は

助からなかったのだろう。

 

闘病中毎日願ってた

誰にかはわからない。

神の存在はあやふやにしか信じられなかったから。

彼女の病気が治りますように、

いや、絶対治る!

とか

私の寿命を半分彼女にあげるから

どうか一緒に生きさせてください

とか

そんなことをずっと日記に書いてきた。

 

結局叶わず

神なんていないと思った。

ただあの世があることは信じてる。

少し半信半疑ではあるけど、

信じてる。

信じなきゃやってられない。

あの世があって、人生が終わったら

彼女に会える

そう思わなきゃ生きていけない。

 

なんとなく私は長生きしてしまう気がする。

こうやって、

毎日死にたいと思えば思うほど

私はなかなかあちらの世界にはいけない気がする

 

今死ねたら本当に幸せなのに

彼女との別れて過ごした日々があるから

会った時の喜びはひとしおでは無いだろう

しかも今行けたら、

彼女との年の差もそのままだ

 

死んだら若返るのかとかわからないから

とりあえず顔が皺くちゃになったおばあちゃんになる前に彼女に会いにいきたいのだ

なるべく若くて綺麗なうちに

彼女に釣り合う年齢のうちに

 

でもどうせ無理なんだろうな

 

どうかどうか私の寿命が短くありますように

 

もうすぐ自分の誕生日だ

誕生日くらい

夢で会いたい

 

ほんとは誕生日なんて全然嬉しくない

 

こうやって毎年誕生日を迎えて

彼女の歳を追い越してしまうのが嫌だ

 

彼女と一緒に迎えたかった

 

だからせめて夢で会いたいのに

きっと会えない

期待するだけ無駄だ

期待したらその分辛い

 

わかってるのに、私はきっと期待して

またがっかりするんだろうな。

 

ねぇ

会いたいよ。